見どころ紹介

(1)田端文士芸術家村散歩(田端駅−飛鳥山公園3.4Km)

●田端ふれあい橋
 昭和10年に架設された旧田端大橋は、当時の軍艦製造技術を生かした全溶接橋。「軍艦橋」の名で長く親しまれてきたが、年月と共に老朽化が進み、昭和62年には新田端大橋が開通。役目を終えた旧田端大橋は、平成4年、駅前広場と公園機能を合わせもつ歩行者専用の「田端ふれあい橋」として生まれ変わった。

●田端文士記念館 北区田端6-1-2
 平成5年11月に田端文士記念館として、田端駅北口正面のビルの一角に開館。田端に住んだ文士・芸術家たちの作品、文献、書簡などを展示する。
開館時間:10:00〜17:00
休館日:月曜・祝日の翌日休館。
入館:無料。
問合せ:(財)北区文化振興財団 田端文士村記念館 03-5685-5171

●東覚寺
 真言宗豊山派。本尊は不動明王像。室町時代の創建と伝えられる。不動堂前にある一対の仁王石像は、病がある所と同じ箇所に赤紙を貼ると病が治ると伝えられ、「赤紙仁王」の名で親しまれている。

●大龍寺
 真言宗霊雲寺派。本尊は大日如来像。古くは不動院浄仙寺と号していたが、天明(1781〜89)の頃光顕という僧が中興し、改号した。墓地には正岡子規、陶芸家板谷浪山らの墓がある。子規(明治35年没)は生前火葬を嫌っていたため、弟子たちが土葬のできた当地に葬った。

●無量寺
 真言宗豊山派。本尊は不動明王像。もと長福寺といったが、九代将軍家重の幼名と同じなので改号されたという。護国寺(文京区)の隠居寺だったといわれ、五代将軍綱吉生母桂昌院が参詣した記録もある。本堂に六阿弥陀第三の像を安置している。六阿弥陀詣は、春秋彼岸の頃、太陽のまわる方向に東から南を通り西の寺へ参詣する行事。

●平塚神社
 かつて平塚神社一帯には、中世の豪族豊島氏の本拠地平塚城が築かれていたといわれる。縁起によれば、平塚城主豊島近義が奥州から凱旋してきた源義家三兄弟をもてなし、後にその武功をしたって一社を建て、霊を祀ったという。境内には義家からおくられた鎧を埋めたと伝えられる甲冑塚がある。

●豊島郡衙(ぐんが)推定地
 古代律令国家時代、民政裁判を司る郡司の役所「郡衙」の推定地。当時、現在の東京の大部分は豊島郡に属し、中でも今日「豊島」の地名の残る北区一帯は先進地帯だったといわれる。中里、十条などの地名も、古代律令制度の基盤となる土地制度「条里制」に由来するという。武蔵国内には乗瀦(あまりぬま)と豊島の二駅が設置されていたが、この豊島駅も中里付近にあったと、古くから伝えられてきた。

●旧古河庭園 北区西ヶ原1-27-39
 もと明治の元勲陸奥宗光の邸地で、後に古河家の所有となった。昭和31年との有料公園として開園。英国ルネッサンス風の本館とそれを取り巻く洋風庭園は現在もその遺築が多く残されている英国建築家ジョサイア・コンドルの設計によるもの。また、泉水を中心とする和風庭園は、京都の名庭師植治の作庭で、池泉回遊式近代庭園の傑作といわれている。
 近年洋館内部も改修されて一般公開され、庭園に咲き誇る90種180株のバラなどをはじめ、色々な花々と共に、多くの人に楽しまれている。 
問合せ 旧古河庭園管理所 TEL 03-3910-0394
開園時間: 午前9時〜午後5時(入園は午後4時30分まで)
休園日:年末・年始(12月29日〜翌年1月3日まで) ※イベント開催期間及びGWなどで休園日開園や時間延長が行われる場合もある。
入園料:一般及び中学生 150円 65歳以上 70円 (小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
20名以上の団体 入園料の8割の額
洋館・茶室((財)大谷美術館の管理 TEL 03-3910-8440)
※洋館建物内の見学は、往復はがきによる事前の申し込みが原則になっている。

●財務省印刷局滝野川工場
 印刷局最大の工場で、紙幣や切手のデザイン、彫刻を行う工芸部門、製版、インキ部門がある。銀行券、切手以外に、国債、収入印紙、はがきその他各種の証券類を印刷している。見学には、事前に申し込みの手続きが必要。決まった時間に案内をしてもらえる。銀行券の印刷と検査部門の一部が見学でき、ちなみに日銀への紙幣の納入価格は、
1000円札   14円
5000円札   17円くらい
10000円札  20円から22円くらい
ということなども教えてくれる。
問合せ:TEL:03-5567-1102

●西ヶ原一里塚
 岩槻街道(日光御成道)の日本橋から二里目の一里塚。慶長9年(1604)、江戸幕府は諸街道を整備し、街道一里ごと、道の両側に榎を植え、その下に一里塚を築いた。23区内ではおよそ18ケ所に築かれたといわれるが、当時の位置にそのまま保存されているのは、この西ヶ原一里塚のみ。渋沢栄一をはじめ旧滝野川の町長や町民たちの熱心な運動により、市電開通の際、電車の線路をわざわざカーブさせて、一里塚を守った。国史跡。

●東書文庫 北区栄町48-23
 東京書籍鰍ノより昭和11年に設立された日本で最初の教科書専門図書館。平安末期から現在までの約15万冊の教科書とその関連資料を所蔵(閉架式)。教科書の変遷を追った展示室もある。
閲覧時間 午前10時〜午後4時30分
休館日: 土曜・日曜・祝日・年末年始(臨時休館日有)
閲覧料:無料
閲覧手続: 閲覧希望者は、電話・メールなどにて要予約
館外貸出:不可
複写: 原則として不可。撮影・写真貸し出しは要相談(有料)
プリント: 閲覧室で見る電子資料は一部プリントが可能(有料)
問合せ:03-3927-3680 FAX03-3927-3800 http://www.tosho-bunko.jp/riyo_index.html

●紙の博物館 北区王子1-1-3 飛鳥山公園内
 平成10年3月 飛鳥山公園に3つの博物館、北区飛鳥山博物館・渋沢資料館・紙の博物館がそれぞれ移転新装オープンした。その中の一つ「紙の博物館」は王子製紙の旧紙業資料室から、昭和40年、紙の博物館となり、紙専門の博物館としては世界最大のもの。洋紙・和紙の製造過程を示す歴史的資料、和紙でつくった手工芸、洋紙の種類見本や製品などが展示されている。わが国伝統のすぐれた和紙文化への理解、また和紙を素材とした各種紙工芸品の手づくり講習会にも参加できるなど、“紙”全般についての知識を深めることができる。関連図書約70000冊を収蔵する図書館は開架式。
開館時間 :午前10時から午後5時。 但し入館は午後4時半まで
入館料:大人個人 300円  団体(20人以上) 240円  小中高生 100円  団体(20人以上) 80円
      3館共通券 720円 団体(20人以上)240円
休館日:月曜日(但し国民の祝日・振替休日と重なる場合は開館)
振替休館日:(国民の祝日・振替休日後のもっとも近い火〜金曜日)
年末年始:(12月28日〜1月4日)
問合せ:TEL 03-3916-2320 FAX 03-5907-7511 http://www.papermuseum.jp

●滝野川反射炉跡
 反射炉とは、高温の反射熱を利用し、純度の高い金属を得る溶解炉のこと。江戸幕末、諸外国の軍船来航に備え、平成7年まであった国税庁醸造試験所一帯に大砲鋳造のため、幕府の反射炉が築かれた。箱根の五稜郭の設計をした軍学者、武田斐三郎と、ヨーロッパで火薬製造技術を学んだ沢太郎左衛門らにより、慶応3年(1867)に機械が据え付けられたが、維新となったため大砲鋳造計画も無に帰した。

●東京ゲーテ記念館 北区西ヶ原20-30-1
 ドイツの文豪ゲーテは、作家であるだけでなく、政治家、科学者といった多彩な顔をもっていた。昭和24年、実業家の粉川忠氏により設立されたゲーテ記念館では、そのジャンルを超えた思想をたどり、発展させるため、書籍展示と芸術展(ゲーテ・アートプロジェクト)を開催している。アート・プロジェクトは、先端的、実験的分野に挑戦するさまぎまなアーティストが収蔵資料をもとに作品を制作し、ゲーテの誕生日である8月28日よりギャラリーで発表するというユニークな試み。収蔵資料は、ゲーテの原典、研究書、雑誌など約22万点(資料閲覧は要予約)。
開館時間 11:00〜17:30 ギャラリーでの展示は、毎年4〜6月、8〜12月
休館日:日曜、月曜、祝 入館無料
聞合せ:03-3918-0828

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