見どころ紹介

(1)原宿界隈散歩(渋谷駅−表参道駅2.7Km)

●忠犬ハチ公の銅像
 今も昔も渋谷駅前の待ち合わせといえば、ハチ公である。現在のように携帯が普及するまでは、ハチ公の顔の方とか尻尾の方とか細かく場所を決めておかないと出会えないほどの混雑ぶりだったとか。大正14年(1925)に主人を亡くしたハチ公は、その後9年余を渋谷駅周辺で過ごした。昭和9年の銅像建立は海外からも募金があったという。ハチの剥製が国立博物館に、墓が青山墓地にある。詳細はこちらへ

●山路愛山終焉の地
 明治・大正期の史論家山路愛山は、明治20年(1887)からこの地に住み、大正6年(1917)54歳で没した。愛山はここで数多くの作品を著した。主著に「豊太閤」「西郷隆盛」「足利尊氏」などがある。

●竹久夢二住居跡
 独特の作風の美人画画家、詩人として知られる竹久夢二が、3番目の妻お葉と大正10年(1921)から約3年半暮らした所。夢こはここに「どんたく図案社」「一草居」という看板を掲げ、画業にいそしんだ。

●北谷稲荷神社
 上渋谷と呼ばれたこの一帯と竹下通りの鎮守社であるこの神社は、中世に創建された。境内には明治末練兵場設置の際に農民がたてた別の碑と大正9年(1920)の洪水後にたてられた治水記念碑がある。

●ニ・ニ六事件慰霊塔
 昭和11年2月26日、陸軍の急進的若手将校の一派が、かねてより昭和維新断行を企画していた野中四郎大尉に率いられて決起した二・二六事件。この塔は事件に関わった処刑者、犠牲者の全ての霊を鎮めるため昭和40年2月26日、陸軍刑務所跡の一隅に建てられたものである。

●明治神宮
 明治神宮は、明治天皇と昭憲皇太后を祭神として祀ったものである。大正4年(1915)から足かけ5年にわたった造営工事には、全国から約1万3千人が奉仕に集まり、明治天皇の遺徳の高さを偲ばせた。約22万坪(73ha)に及ぶ広大な神域には約9万5千本の木が植樹され、現在のうっそうたる緑の礎となっている。

●明治神宮大鳥居
 台湾阿里山産の檜で作られた明治神宮の大鳥居は、日本一大きかった。現在の原宿駅近くには、当時植樹後間もない低木が一面に広がり、その中にそびえる白木の大鳥居は、ひときわ壮観なながめを呈していたという。今の鳥居は、近年篤志家の献納こよってたてかえられたものだが、旧大鳥居は埼玉県大宮市の氷川神社に現存している。

●里墓
 かつての穏田村の旧家飯尾家代々の墓。飯尾家は源氏嫡流の名家で、もとは駿河の今川家に仕えていたという。その飯尾家がこの地にやつて来たのは、徳川家に通じ、今川家と袂を分かったためである。関東に入ってからは家康の次男結城秀康に仕え、後に渋谷に移り住んだという。

●日本航空界発祥の地の碑
 明治43年(1910)、代々木練兵場(現代々木公園)で、徳川好敏大尉が乗り込んだフランス製アンリファルマン式複葉機が高度70メートル、飛行距離3000メートル、滞空時間4分の試験飛行に成功した。これがわが国初の飛行の正式記録となった。

●旧渋谷川遊歩道
 玉川上水や新宿御苑・明治神宮の池を水源とする渋谷川は、かつて鮎や鰻のいる清流だったという。当時の姿は、葛師北斎が富嶽三十六景の「穏田の水車」に描いている。現在稲荷橋から上流は暗渠となり、その上は緑道になっている。

●表参道
 表参道は、文字通り明治神宮への参詣道としてつくられたけやきの並木道。今はクリスマスのイルミネーションで知られるこの通りは、地下ケーブルが埋設された電柱のない道のはしりでもあった。

●ネッコ坂
 坂の形が木のノ恨っこの様に曲がりくねつているのでこう名づけられたという。天保年間に発行された「府内場末其他往還沿革図書」には、「ネツコサカ」と記され、この坂の歴史を物語っている。

●同潤会青山アパート
 同潤会青山アパートは、わが国における集合住宅のはしりとして昭和2年(1927)に完成した。費用は関東大震災の災害復旧のため、全世界から集まった浄財によって賄われた。2003春年に解体、その後一部のファサード(外壁)を再利用することになって、再開発される。

●徳富蘆花住居跡
 徳富蘆花は「黒潮」や「不如帰」で知られる明治時代の文豪。ここは蘆花が明治33年(1900)10月から同38年12月までを過ごした地であり、また「思出の記」を完成させたところでもある。

●善光寺
 善光寺は慶長6年(1601)徳川家によって谷中に建立された浄土宗の寺である。現在地に遷って来たのは元禄16年(1703)のこと。境内には、芭蕉句碑、高野長英の碑、人力車発明の碑などがたてられている。

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