見どころ紹介

(2)関東武士ゆかりの地散歩(真覚寺−片倉駅6.1Km)

●真覚寺 
 応永18年(1411)創建といわれる。開山は僧隆源。飛鳥様式をとどめる金銅薬師如来倚像は、八王子市郷土資料館に寄託されている。また梵鐘と鐘楼は万治3年(1660)に八王子千人同心が奉納したといわれる。

●高宰神社・お室神社
 高宰神社の祭神大納言信房郷は南北朝時代(1336〜1392)の公家で、戦乱を避けてこの地に住みついた。が、その奥方が後を追ってこの地に辿り着いた時、すでに夫は亡くなっていた。悲しみのあまり死んだ奥方を、祀ったのがお室神社である。お室とは奥方の意で、真覚寺境内にその小さな社が立っている。

●時の鐘
 時鐘山念仏堂の梵鐘は、元禄12年(1699)7月、八王子宿の名主新野与五右ヱ門をはじめ多くの村人の発願で寄進されたもの。「日夜十二時之刻」を知らせる時の鐘。神田鍋町の鋳物師椎名伊豫の作と伝えられる。

●法蓮寺・本立寺
 法蓮寺には八王子千人同心の並木以寧の塞がある。以寧は慈善家として知られていた。私財を投じて窮民を救い、子弟に書道を教授、また医療活動も行なっていた。本立寺には同じく千人同心原胤敦の墓がある。胤敦(通称半左衛門)は蝦夷開拓や『新編武蔵風土記稿』編纂などの業績で知られる。

●極楽寺
 永正元年(1504)滝山城主大石定重がその城下に建立。その後、氏照が八王子城に移った時、一緒に移転したが八王子城落城と共に焼失。慶長元年(1596)現在地に再建された。『桑都日記』の著者塩野適斎の墓がある。

●妙薬寺
 元和4年(1618)清遍律師の創といわれている。横山氏の墓碑と伝えられる宝篋印塔があり、付近は横山氏の居館跡と伝えられている。

●大義寺
 女流俳人松原庵星布(まつばらあんせいふ)の墓がある。星布は日本橋横山町の生まれ。文化11年(1814)83歳で亡くなった。墓碑には辞世の句「咲く花も ちれるも阿字の 自在かな」が刻まれている。

●市守神社
 八王子城の落城後、その城下の三宿(八幡、八日、横山)が現在地に移った。その時、三宿の再建に努力した長田作左衝門(氏照の旧臣)が市守稲荷を祀ったのが市守神社だといわれる。その後、天日鷲命(あめのひわしのみこと=お酉様)も合祀され、毎年11月の酉の日に「大鷲(おおとり)祭」が行われる。

●永福稲荷
 「蝶の飛ぶばかり 野中の 日影かな」と彫られた、芭蕉の句碑が境内にある。これはかつて松原庵星布が建立した句碑を、松原庵九世が再建したもの。一般に日影塚の碑と呼ばれている。

●北野住居跡
 天満社本殿の裏手にある。八王子市役所北野出張所付近から昭和38年に移された。縄文後期のものといわれ、直経約3mの円形である。

●片倉城跡
 14世紀中頃に長井道広か築城したともいわれ、また慶永年間(14世紀末〜15世紀初)大江備中守師親の城という説もある。本丸、二の丸、土塁、櫓等の遺構が残されている。

●八王子市郷土資料館 八王子市上野町33
 多摩地方の郷土博物館の草分け的な存在。建設のきっかけは、中央高速自動車道の建設に伴う昭和38年の市内宇津木町向原遺跡の発掘と、翌39年の陶芸家井上郷太郎氏による約1,000点に及ぶ貴重な考古資料の寄贈であった。開館は昭和42年。
 1階展示室には、「こどもれきし展示室」ここの中心は、体験学習のスペース。本物の土器に触れるコーナー、明治時代頃に使われていたはたおり機を復元し、体験ができる「はたおり体験コーナー」、実際に使われていた昔の道具に触れるコーナーがある。2階の展示場は、「八王子の歴史と文化」。原始古代から現在までの八王子の歴史をたどる通史展示をしている。その他、特別展示室では、八王子の貴重な文化財を展示している。閲覧室では八王子の郷土史関係の書籍を中心に揃えた図書の閲覧ができる。また市内に点在する歴史的遺跡が資料館の関連施設として利用または見学ができる。
・絹の道資料館(絹糸商人、八木下要右衛門の屋敷跡)
・八王子城跡(山城だが、近世城郭の一つの特徴ともなった石垣を取り入れている。古い時代の山城にはない、八王子城の特徴である。)
・椚田遺跡公園(縄文時代から平安時代に至る、当時としては非常に大規模な集落遺跡)
・小仏関跡(江戸時代、甲州道中でもっとも堅固と言われた関所。通行人が手形を置いた手形石と吟味を待っている間に手をついていた手付石が残っている。国史跡)
開館時間:9時00分〜17時00分(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日 祝日の翌日(祝日が土日に当たる場合は火曜日) 年末年始
その他、展示替え等で臨時に休館する場合がある 入館無料
問合せ:0426-22-8939

 

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