見どころ紹介

(4)山の手白金散歩(伊皿子坂−目黒駅2.7Km)

●光林寺
 ヒユースケン、伝吉という二人の通訳の墓がある。 いずれも暗殺されたが、ヒユースケンは当時、まだ28歳だった。ハリスはその遺体に取りすかって泣いたという。一方、伝吉は尊大な態度が攘夷派の反感を買って斬られたとも。

●本村町貝塚
 縄文時代前期(紀元前3000年頃)の貝塚。このあたりは麻布台地の南向きの斜面て日当り良好、暮しよい場所えあったから縄文時代には人が多勢集り住んだようだ。

●覚林寺
 寛永8年(1631)朝鮮の僧日廷によって創建された。加藤清正の牌を置いて祀ったので清正公と通称される。日延は朝鮮戦役のとき清正が連れてきた朝鮮の王子である。5月4〜5日の清正公祭には菖蒲の葉をさした勝守(かちまもり)が頒布される。

●明治学院記念館
 明治23年(1890)ネオ・ゴシック様式の煉瓦造リ2階建てとして完成したが、明治27年に地震で崩壊した二階を木造で修復した。明治期の代表的洋館。

●三田用水路跡
 寛文4年(1664)白金・芝・麻布方面に飲料水を供給するために造られた三田上水が、享保9年(1724)に灌漑用水となり、三田用水と呼ばれるようになった。現在、水路の断面か保存されている。

●大崎八ヶ寺
 大崎八ヶ寺か形成されたのは寛文元年(1661)から天和4年(1684)にかけてのこと。幕府による土地公収のため、麻布近辺の増上寺支院が上大崎村の増上寺下屋敷内に移ったのだ。その後合併、移転などを経て現在の八ヶ寺は、最上寺・清岸寺・本願寺・戒法寺・光取寺・常光寺・隆崇院・月窓院。福沢論告はこの台地上の小寺院街のたたずまいを好み、正福寺(現在は常光寺に合併)を自分の墓所に選んだ。昭和52年に麻布善福寺に改葬されたが、常光寺には諭吉永眠の地碑か残る。他に、戒法寺には江戸の戯作者高井蘭山の墓、月窓院には歴代の坂東三津五郎の墓、隆崇院には日本画の巨匠伊藤深水の墓と深水一門による天井絵がある。樹齢250年といわれる清岸寺の桜なども八ヶ寺の名物。

●東京都庭園美術館
 旧浅香宮邸として昭和8年に建造された。20世紀初めにヨーロッパで花ひらいたアールデコ式を随所に取り入れ、昭和58年に一般公開されるまでは「幻の建築」とまで言われた。アンリ・ラパンによる内装の美しさには、しばし目を奪われる。
午前10時〜午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日:毎月第2・第4水曜日(祝祭日の場合は開館し、翌日休館)
年末年始、展覧会準備期間(美術館のみ休館・庭園への入場は可能)
入場料: 美術館入場料は展覧会によって異なる。庭園のみの入場料は200円(一般)  

●畠山記念館 〒108-0071港区白金台2丁目20-12 TEL 03(3447)5787
 昭和39年開館。荏原製作所の創立者畠山一清のコレクションを展示する日本実術館である。国宝6点を含む陶磁器、絵画など約1,500点を所蔵。
休館日:月曜日(祝日のときは翌火曜日) 展示入替期間、年末年始
開館時間:(4〜9月)10:00〜17:00、(10〜3月)10:00〜16:30入館は閉館の30分前まで
入館料:一般500円。学生350円。茶券400円(作品を鑑賞しながら、お抹茶と干菓子が楽しめる)

●池田山公園
 昭和60年完成の回遊式日本庭園。池あり滝あり林ありと起伏に富むこの地はかつて池田藩主松平内蔵頭の屋敷だった。

●衣裳博物館  〒141-8652品川区上大崎4-6-19  03-3491-8728
 昭和32年、杉野学園創立30周年記念に開館。当時の杉野芳子学長が∃一口ッパで収集した15世紀頃からの衣装が展示されている。他に日本の能衣装やアイヌの衣装も展示。
休館日:日曜、祝日、夏季休暇、年末年始
開館時間:午前10時〜午後4時
入館料:一般200円、高校生160円、 小中学生 100円 80円
  
●喜多能楽堂
 明治25年喜多流能楽会(のち喜多会と改称)結成後、大山巌邸舞台の払い下げを受け、明治26年飯田町に喜多舞台(鏡板揮毫川辺御楯画伯)を建設。大正12年の関東大震災により失った舞台を、昭和2年浅野家別邸能舞台の寄贈を受け、四谷に新たに喜多舞台を建設。その後昭和20年の東京大空襲で再び焼失、昭和30年現在地に移る。喜多流能楽の中心地であり、毎月様々な能楽が行われているほか、アマチュアのための各種の稽古も催される。鏡板を揮毫したのは江崎孝坪、監修は昭和を代表する日本画家前田青邨(昭和30年文化勲章受章)。太くせり上がった根元と豊かな枝振りは、素朴さと気迫を旨とする喜多流の武士道的芸風にかなったものである。

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