見どころ紹介

(3)古川せせらぎ散歩(西葛西四丁目−瑞江大橋4.1Km)

●古川親水公園 
 昭和48年、親水公園の第1号として開園。中小河川は暗渠化するのが常套手段だった当時、その候補の一つだった古川を、水辺のある縁道として再現するという画期的な試みが行われた。翌年、建設界の最高の栄誉である「全建賞」を受賞、海外にも紹介された。古川の流れに沿った公園は全長1200m。大きく育った桜や藤など四季折々の花や自然を楽しみながら歩くことができる。

●地下鉄博物館
 平成15年リニューアルオープン。地下鉄同様、券売機でチケットを買い自動改札機を通って入館する。館内は地下鉄の仕組みや役割がわかりやすく展示され、運転の疑似体験ができる「地下鉄プレイランド」のコーナーもある。
開館:10:00〜17:30 有料 月曜休館
問合せ:03-3878-5011

●妙光寺
 元亀年間(1570−72)に日能上人により開山された。通称「赤門寺」。本尊はヒノキ材寄木造りの日蓮聖人坐像で、文禄3年(1594)ごろに制作された。境内の七面殿には、葛西沖から漁師が引き上げた木像、「海中出現七面大明神」が祀られている。

●二之江神社
 旧二之江村の鎮守。昭和42年、香取神社と八幡神社が合祀して今の社号になった。境内のケヤキは樹齢500年以上。区内最大の大木で、区の天然記念物に指定されている。

●妙勝寺
 弘安7年(1284)、葛西沖に漂着した小舟に乗っていた童子が、後に日蓮宗に帰依し、成就院日尚と名乗ってこの地に小堂を建てたのが始まりとされる。日蓮宗の古刹。通称「黒門寺」あるいは「成就院」。『江戸名所国会』にも描かれている区内有数の寺である。寺宝として徳川光國筆の日蓮上人の画像がある。

●蓮華寺
 真言宗。本尊は聖観音で行基の作といわれる。併置されている不動明王は子供の疳の虫に効能があるといわれ、「虫除け不動」として信仰を集めた。

●宇田川家長屋門
 宇田川家は旧二之江村の役人を代々務めた旧家で、宇喜新田3千石の開拓者であった。江戸時代後期に建てられた長屋門は、木造、茅葺き、平屋建の原型をよくとどめ、入口両脇の部屋に武者窓が付いた貴重なものである。長屋門の前には行徳道石造道標がある。

●熊野神社
 宝永4年(1707)の創建。祭神は伊邪那美命(いざなみのみこと)で、舟人たちの信仰が厚く、江戸川を上下する舟は、お宮の前を通る時必ず白帆を下げ、鉢巻きをとって航行の安全を祈ったという。

●法蓮寺
 浄土宗。宇田新田の開拓者宇田川喜兵衛定氏が元和6年(1620)に没した後、その子定次が亡父追悼のため寛永3年(1626)にその隠居屋敷の地に一寺を建てたのが始まりといわれる。

 

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